倉敷市水島にある商業施設の天井に発生した雨漏りの調査依頼です
倉敷市水島にある商業施設の雨漏り調査です。天井に水浸みが出来ています。かなりの水量の水漏れみたいです。早速屋根に上がり状態確認をしました。屋根は大型屋根の代表的な折板屋根でした。折板屋根先端部には箱樋があります。箱樋とは長方形の下地に板金で成型した樋です。外壁内部にある為、内樋とも言います。内部には水が溜まっています。しばらく降雨がないので慢性的に溜まっているのでしょうか。排水ドレンは3カ所あります。2カ所は多量のごみにより詰まっていました。細部を確認していきます。
天井の水浸みです。外壁に近い部分です。壁との取り合い部分の不具合でしょうか?かなりの水量が漏れているみたいですね。
全長15m、幅300mmの箱樋です。屋根面積も広く、大雨時にはかなりの水量が流れます。ドレン排水は3カ所、箱樋ジョイントは3カ所ありました。
壁極のドレン排水廻りです。見ての通り、詰まっていて水が溜まっていました。ドレンには様々なゴミが付着しています。この状態では溜まりますね。
中央部のドレン廻りです。こちらも同様に水が溜まっていました。排水3カ所のうち2か所が詰まって排水不能の状態です。定期的な点検は必要ですね。雨がもって被害が出てからは遅いですからね。特に、樋が外部に露出している軒樋と違い、箱樋下部は室内天井です。漏れた場合は即天井に被害が出ます。
水が溜まればジョイント部からの侵入も考えられます。
折板屋根の取り合い部分を確認しました。止水面戸取付部等は問題ないみたいですが、オーバーフローが起これば雨水の侵入は避けられません。
まず、詰まったドレン排水の復旧を行い、板金ジョイントの止水処理を行います。ドレン排水の詰まりによるオーバーフローと思われます。箱樋になるパラペット形状の建物は屋根が見えず、スタイリッシュな外観、看板等の設置がしやすいなどのメリットがありますが、メンテナンスを怠和ると雨漏りのリスクが高い事がデメリットとなります。排水部分下部が室内となっている為、不具合が起こると即雨漏りとなります。通常の屋根以上に定期的な点検調査が重要となります。街の屋根やさん岡山倉敷店では、大型屋根の点検調査施工も行っていますので、御相談ください。
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